VRミュージックビデオのデファクトスタンダードになる!?フィロソフィーのダンス『【8KVR対応】フィロソフィーのダンス「ドント・ストップ・ザ・ダンス」– Heat and Passion ver.』
認定眼鏡士兼VRファンがVRが少しでも普及したらと個人的なオススメVRコンテンツを勢いだけで紹介する企画の3回目、今回はVRミュージックビデオ・ライブについてです。
VRが出始めたころからアーティストのライブやMVをVRの特徴を生かしながら見せるという試みがなされてきました。
VRカメラを客席に設置して実際にライブに参加しているように感じさせたり、マルチアングルで様々な視線で楽しませたり、360°見渡せたりなどです。
私個人でも有料・無料問わずいろいろなVRライブ・MVを視聴して楽しんできましたが、まだまだ黎明期であるためか「これだ!」と思えるようなものには出会えませんでした。
- 有観客ライブの客席にカメラ設置だと周囲の観客の顔はよく分かるがステージまでの距離が遠く肝心のアーティストの表情がわからない。
- マルチアングルや360°は最初は面白いが結局気に入ったカメラでしか見ない、またリソースを分割するためか画質も悪い傾向。
- 専用アプリが必要なタイプは見たいタイプはその動画を見るためにアプリを入れる手間がかかり、スマホでしか見れない、あるいはVR専用ゴーグルに最適化されていない。
などの欠点があり、アーティスト側も見る側もVRならではの動画についてまだまだ試行錯誤しているように感じていました。
しかし先日、個人的に「今後VRミュージックビデオのデファクトスタンダードになりうるのでは?」と思う作品に出会いました。
フィロソフィーのダンスによる「ドント・ストップ・ザ・ダンス」– Heat and Passion ver.です。
このVRビデオの特徴は
- お客さんをいれた状態のライブでの撮影ではなくVR撮影のためのステージで撮影 ダンスやフォーメーションもVR専用にアレンジ。
- カメラはステージ上センター人間の顔の高さに固定しマルチアングル無し。
- 360°動画ではなく180°動画。
- 解像度は8K、オキュラスクエスト2のディスプレイ解像度は両眼でほぼ4Kなのでクエスト2のディスプレイのポテンシャルをフルに引き出せる。
これらの特徴がすべて組み合わさって今までに類を見ないVR体験が可能になっております。
このクオリティで無料ですのでぜひVR専用ゴーグルをお持ちの方、お持ちの方が身近にいる方は一度でいいので御覧ください。
フィロソフィーのダンスについて
フィロソフィーのダンス
〈Biography〉2015年、音楽的にはコンテンポラリーなファンク、R&B。歌詞には哲学的なメッセージ込めるというコンセプトの下、数々の有名アーティストを発掘し世に送り出してきた加茂啓太郎プロデュースにより活動を開始。アイドルの枠には収まらない高い音楽性と歌唱力で話題となる。
フィロソフィーのダンス公式ウェブサイトより抜粋
個人的にもフィロのス(フィロソフィーのダンスの愛称)はおじさんのようなフュージョン世代には刺さる楽曲が多く、昨年はWOF(国内最大級のメガネ展示会)にかこつけて同日に行われた渋谷リキッドルームでのライブにも参戦したりするなど注目しています。
もちろん今回はファンだからこの動画を推したわけではありません、VRミュージックビデオとしてあまりに演出面や技術面がすばらしいと感じたため取り上げさせていただいています。