
はじめに
当店は個人が経営する下町の小さなメガネ店です。日本では多くの人がメガネを大規模チェーン店で買う時代に当店がお客様によろこんでいただくためにどうすればいいのか、考えた末にたどり着いた先はメガネという「モノ」ではなく最高の「見え心地」をお客様に提供したいということでした。
その目標を達成するため眼鏡技術者となって20余年、目標実現のため研鑽を重ね続け、SS級認定眼鏡士、国家資格である1級眼鏡作製技能士、HOYAレンズパートナーの取得にはじまり、2024年にはメガネのツチヤは横浜市南区で唯一のニコンレンズパートナーとして認定されることができました。
東京にニコンメガネという眼鏡店を作りました。
世界に1店舗しかない眼鏡のアンテナショップです。
以来ニコンメガネは多くの眼鏡店が参考にするモデルショップとして、
海外からも多くの見学者が訪れるようになりました。そのノウハウを継承し、多くの方々に高品質な眼鏡をお届けするために作られた
Nikon レンズウェアウェブサイト「いいメガネはニコンレンズウェアパートナーの眼鏡店で」より抜粋
新しいプログラムがニコンレンズウェアパートナー。
ニコンのレンズを知り尽くし、優れた技術を持つ眼鏡店にのみ与えられた名称です。
ニコンメガネの技術と経験を受け継ぎ、
高品質なニコン基準の眼鏡をお届けするために特別なトレーニングと
厳しい審査を通過した眼鏡店のみがレンズウェアパートナーの資格を持っています。
このページでは当店で最高の見え心地を提供するための「ちゃんとしたメガネ」を作る際の流れについてご説明させていただきます。
ご不明点などございましたらお気軽にご相談ください。
お気軽にお問い合わせください。045-731-2802営業時間 9:30-19:00 [ 水曜日定休 ]
お問い合わせはこちら①コンサルティング
まず現在お使いのメガネでご不便を感じていること、ライフスタイル、運転の有無、スマホや本を見る際の姿勢などに関してお伺いして、今回のメガネでどのような『見え心地』を実現したいかを聞き取ります。
眼鏡技術者を25年以上していて痛感しているのは何をどんな距離でどの位見たいのかが人によって全く違うことです。
わかりやすい例をあげると夜間も運転するトラックの長距離ドライバの方と在宅でリモートワークを行うエンジニアの方では全く見たいもの距離や環境が違います。
メガネ作りは魔法ではなく科学です。特にピントを合わせる力「調節力」が衰えて始める40代以降の方は一つの度数で見える範囲「明視域」が狭くなり、一つの度数では限られた範囲しか見えません。
その解決策がメガネに複数の度数が入った累進多焦点メガネですが、その特性上すべての距離を同じように詳細に見ることは不可能です。
メガネのツチヤではコンサルティングを通じてその方にどのような「見え心地」がもっとも必要かを見極め、検眼やフレーム選び、レンズ設定の決定に反映していきます。

②検査
次に眼鏡作製のための検査を行っていきます。
効き目の検査、瞳孔間距離の測定、眼位の確認などに始まり、今お使いのメガネの度数チェックと装用したときの見え方をまず確認します。
その後はシステム検眼器を用い左、右それぞれの目の最高視力と最弱度数である完全矯正度数を測定する片目ずつの検査、続いて両眼視検査を行い、両眼視に問題がある場合はメガネへのプリズムの付加も検討します。
近方視をする際の調節力も測定し、お客様が実際にスマホや読書などを見る近業距離に応じた加入度数もお調べします。
各種機能コーティングやカラーは効果に個人差があるため、この段階で実際に試していただくこともございます。

③装用体験
検査の結果をもとにコンサルティングでお伺いしたライフスタイルや見たいものを参考に度数や最適の設計をご提案します。

仮枠を利用して、体験スペースやPC作業を再現したり、場合によっては店の外で遠方を見ていただくなど、実際のメガネに近い見え方を体験していただきます。

テーブルの高さやディスプレイとの距離など
お客様の作業環境をシミュレーションできます
④フレーム選び




当店は生活者によりそうメガネをお作りしたいと思っています。
メガネの聖地福井県鯖江製のフレームを中心に谷口眼鏡のターニングやシャルマンのエードットなどの華美ではありませんが、日常使いしやすいフレームを中心に取り扱いデザインのみならず掛け心地や使用するレンズとの相性も考慮にいれて取り揃えております。
お客様の顔の形状や個性、ご職業、ファッションなどを考慮し相談しながらフレームをお選びいただきます。
⑤レンズ選び
当店ではHOYA、ニコンエシロール、東海光学など国内一流メーカーのレンズを使用しています。
検査や仮枠での体験を元にご予算や見え心地などを考慮しメーカーやレンズグレードをご提案。
レンズカラーやコーティングも実物のサンプルやiPadのアプリなどを使いインタラクティブでわかりやすいご説明を心掛けています。



⑥フィッティング
人の顔の形は一人一人違います。どんなに高品質なフレームやレンズを使ってもお顔に合わせて適切なフィッティングが行われなければその真価を発揮することはできません。
当店ではベテランの眼鏡技術者がフィッティングを行います
前傾角などを考慮したレイアウトを決定し、発注したレンズの枠入れを行います。


技術の研鑽に努めています。
またHOYAのフルオーダー発注システムLLIもございますので、前傾角、頂点間距離、そり角を考慮したインディビジュアルレンズもご購入いただけます。
⑦お渡し
メガネのツチヤはお渡しの際のご説明をとても重視しています。
レンズを入れた際の掛け具合の調整やレイアウトの確認、メガネのお取り扱い方方法はもちろん、
特に遠近両用や中近両用などの累進多焦点メガネを始めてお使いいただく方へのご説明は時間をかけてやらせていただきます。
レイアウトシールを使用し、目標とする近業距離で新聞やスマホを見る際にレンズのどこを使えばいいのか、遠くを見る際の視線の使い方などを20分ほどかけて行います。

貼った状態でご説明させていただきます
最後に
ここまで当店でのメガネづくりの流れについてご説明させていただきました。
当店でメガネをお作りいただいた方の多くに「こんなに時間を掛けて検査をしたの始めて」と言われます。
国家検定の眼鏡作製技能士や認定眼鏡士の実技試験に基づいて最高の「見えごこち」を提供するには本来これだけの過程が必要と思っております。
そのためお客様にはお一人につきできれば1時間から1時間半のお時間を頂いています。
ご来店が重なってしまった場合は長時間お待たせしてしまう場合がございますので、特に遠方よりお越しの方はご予約をいただけると幸いです。

お気軽にお問い合わせください。045-731-2802営業時間 9:30-19:00 [ 水曜日定休 ]
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