メガネについて

「テレワーク用メガネ」って何?どんなもの?

業界としての明確な定義があるわけではないですが私はレンズ設計面とカラーコートなどの機能面での2つの観点があると思います。

まずレンズ設計面ではテレワークを行う室内での使用を前提とし、遠方視力は室内で過ごすのに不自由ない程度に抑え、PCや資料などの作業距離である近方の閲覧を重視する中近両用あるいは近々設計を採用したもの。

そして機能面ではディスプレイの長時間閲覧の負担を軽減するブルーライトカットやHEVカットのレンズコーティング、カラーを採用したものが「リモートワーク用メガネ」といえるでしょう。

ただし、求める遠用視力、作業内容、作業距離、PCがデスクトップかノートかなどで実際に採用するレンズ設計や処方、カラー、コートは千差万別です。しっかりとカウンセリングして一人一人のニーズに合わせたその人だけの「リモートワーク用メガネ」を作成する必要があると考えます。

紫外線カットレンズは色を付けないとダメ?

いいえ紫外線は人間の目に見える可視光線ではありませんので、色を付けないでもメガネレンズでほぼ完全にカットすることができます。

現在国内のメガネ店で取り扱っているプラスティックレンズは無色のものも含めほぼ紫外線カットとなっております。

同様に誤解されている方が多いのは紫外線は目に見えないので眩しさとは関係ありません。「眩しさ」を防ぐには見に見える光「可視光線」をカットする必要があるため原則カラーあるいは色付きのコーティングが必要となります。

ハズキルーペがあれば老眼鏡はいらない?

ハズキルーペは文字どおりルーペ(虫眼鏡)です。メガネと違い見るものを拡大して大きく見せる効果はありますが、メガネのように対象物を距離に応じて網膜上で結像させピントをあわせることはできません。

針に糸を通したり、模型づくりで微細な部品を組み立てる際などには有効ですが、多くの場合、ひとりひとりの目や用途に合わせて作製したメガネのほうが快適にご覧いただけます。

実際に当店で両方体験できますのでお気軽にご来店ください。

他店で購入したフレームあるいはレンズに貴店のレンズやフレームを入れることはできますか?

可能です。ただし、すでに使用しているレンズを新しいフレームに入れる際はサイズ的な制限があります。

また古いプラスティックフレームは経年劣化の影響でレンズを入れる際に割れる可能性がありお断りすることもございます。

詳細はお気軽にお問い合わせください。

使用しているメガネのレンズのコーティングが剥がれてきているのですが再コーティングすることはできますか?

レンズの反射防止コーティングの厚さは包装用ラップの約100分の1(0.0003ミリ!)です。

残念ですが一度剥がれたコーティングは修復することはできません。レンズを交換する必要がございます。

傷がつくことを気になさる方は作成時に傷に強くはがれにくいコーティングで作成することをお勧めいたします。

遠近両用レンズはレンズの種類でどうして値段がこんなに違うの?

通常の単焦点レンズと同様素材の違いもありますが、最大の理由は『設計』の違いです。

遠近両用レンズは近年各メーカーの技術競争により、毎年のように新型が出て改善され続けています。

また近年では加工技術の向上によりお客様の顔の形状などに合わせより高い光学性能を実現できるフルオーダーメイドタイプも登場しています。

同じ度数、同じフレームで作成した場合には、基本的に設計が新しく高価なものほどはっきり見える範囲が広がり、より快適に過ごすことができるとお考えください。

また設計についても各メーカーごとにクセがあり、お客様のニーズの細分化・レンズ製作技術の進歩により特色を持ったレンズ設計が多数ございます。ぜひ実際の店舗でご体験ください。

何歳になってもメガネはなるべく一本で済ませたいのですが・・。

人間は誰でも歳を重ねるごとにピントを合わせる力「調節力」が衰えてきます。

そのため失われた「調節力」を補うためよりたくさんの度数を一枚のレンズに集約する必要があり、累進多焦点レンズが生まれました。

ただし累進多焦点レンズで全ての距離をよく見えるようにすると、どうしてもデメリット(揺れ・歪み)が強く出てしまいます。

そのデメリットを最小限にするために用途に応じて見える範囲(明視域)をあえて限定したメガネも持つ必要があるのです。

用途やライフスタイルに合わせた複数使用もオススメいたします。

当店で実際に体験いただけますのでご相談ください。

日本製のフレームは中国製のものに比べて高額なのですがなぜでしょうか?

中国では眼鏡作りは機械による一貫生産による「工業製品」としての色合いが強いですが、日本の眼鏡作りは職人さんによる「工芸品」としての色合いが強いのです。

日本のほとんどのフレームを生産している福井県鯖江ではかつてのスイスの時計産業のように、小さなメーカーがそれぞれ得意分野に特化した分業により有機的に結合し、街全体が一つの工場としてフレームを作っています。

そのためどうしても価格面では高くなってしまいますがその分「掛け心地」や「安全性」などに機械では実現できない繊細な職人の技が活かされています。

また工数も日本製では200~250かけているのに対し中国製は50~100程度となっており、その分、高品質になっていることが多いのです。

最近よく「ブルーライト」と言うのをよく聞きますがなんなのですか?

パソコンやスマートフォン、省電力照明等LEDが身の回りで増えてきた環境で、それらが発する波長(380nm~500nm)の短い青い光のことです。

 散乱しやすく、眩しさの原因になるためパソコンやスマホのディスプレイを長時間見ることの多い方への疲労軽減につながるのではないかとブルーライトをカットするレンズカラー、コーティングが開発され販売されるようになりました。

近年ではブルーライトでもカットする波長域が細分化され、当初の435nmをカットするタイプの他にも、ブルーライトの中でも特に波長が短い(420nm付近)いわゆるHEVのカット系、470nm付近をカットするナイトドライブ系など多種多様なブルーライトカットコート・レンズ素材・カラーが誕生しています。

当店ではHOYAを中心に実際体験いただけるトライアルを準備していますので、ご本人に確認いただき納得いただいたうえでご購入いただけます。

子供用メガネは近くで作ったほうがいいと聞いたのですが・・。

メガネは光学機器ですのでどんなに高いフレームやレンズを使っても、どんなに正しい処方でも歪んだり、傾いていては本来の性能は発揮できません、しっかりと正しい装用状態でかけていただく必要があります。

お子様のメガネは本人が扱いに慣れていなかったり、子供同士で遊んでいてぶつかったりするため、大人以上にフレームが曲がったりすることが日常茶飯事です。

そのためそれを直したりするアフターケアが定期的に必要になります。電車で行かなければ行けない、お子様が一人で行けないお店で作ってはそれが難しくなります。気軽にあるいはお子様が一人でも行けるお近くの店舗で購入されることをオススメします。

メガネレンズはどのように拭けばいいのですか?

プラスティックレンズの耐キズ性は傷防止コーティングの出現などで向上しています。しかし、それでも厚さは家庭用放送ラップよりはるかに薄いため、より長く使っていただくためには以下の拭き方を参考にして下さい。

1)水洗い
レンズ表面に付着した異物を洗い流します。汚れがひどい場合は薄めた中性洗剤やメガネ用シャンプーなどを使うと効果的です。

2)水気を押し拭き
ティッシュペーパーやきれいなタオルで水気を拭き取ります。

3)きれいな布で仕上げ拭き きれいな布で吹き上げます。
レンズを拭く際はサンドイッチを持つ程度の力加減で優しく拭いて下さい。

ルティーナなどのHEVレンズにデメリットはありますか?

ルティーナなどのHEVカットレンズは420nm付近のブルーライトカットをカットするものです。ルティーナを販売するレンズメーカー東海光学が健康効果を打ち出しているため近年注目を浴びています。

435nm付近をカットしコントラスト視力の向上をめざした初期のブルーライトカットに比べてより紫外線に近い波長をカットするため、色味の変化や独特の反射光がほぼない(強いて言えばごく薄いグレーに見える)ため通常のレンズと同じようにお使いいただけます。

近年流行しているクラシカルなデザインのフレームとの相性がいいことも特徴です。

ただし435nmをカットするブルーライトカットコートやカラーが持つコントラスト向上効果や眩しさの防止などにはあまり効果を感じられませんので注意が必要です。

トライアルのある店舗にて実際に体験いただきご要望に応じたコーティング、カラーをお選びください。

補聴器について

なぜ補聴器は近くの店で購入したほうがいいのでしょうか?

補聴器は購入していただいてからが大事です。購入時のコンサルティングやフィッティングも大事です。その後実際の生活に使用してみて、こまめに再調整を繰り返すことによって世界にたった一つの「お客様専用補聴器」になります。

そのためには気軽に来店いただける。近くのお店での購入をオススメします。なお補聴器販売価格には購入前、購入後のカウンセリングおよび調整等の価格が含まれております。

近年メルカリなどのオークションサイトで購入した補聴器の調整の依頼が増えております。その際には調整費用をいただいたり、お断りする場合もございますのでご容赦ください。

補聴器を使えば何でも若いころのように聞こえるようになるのでしょうか?

補聴器ができることは原則的に入力音を利得の分だけ大きくしてあげることだけです。

ただ、耳鼻科の先生によって補聴器が適応と判断された方は補聴器の音に慣れ、積極的に聞こうとする意志をお持ちくだされば最小可聴閾値が改善することで、 聞こえ方は大きく改善する可能性があります。

そのためにも合わない場合や雑音がうるさい場合の再調整やクリーニングなど、販売店での定期的なメンテナンス・サポートが不可欠です。

補聴器は両耳する必要があるのでしょうか?

人間は左右の耳それぞれに届く音の大きさや時間差を聞きとることで、方向や距離などを判断しています。

また最近では両聴耳効果、両耳ラウドネス効果両耳冗長性の観点から両耳装用の有効性が科学的に解明されつつあるようです。

特に加齢による聴力の衰えいわゆる加齢性難聴は両耳と同程度の聴力低下が見られる場合が多いので有効な場合が多いです。

ただし、両耳装用が有効な場合は左右それぞれの聴力やことばを聞き取る力が大きく違っていないなどの条件を満たしている必要がありますので、両耳装用の効果が認められない場合はご本人が希望しても片耳だけの装用をおすすめする場合がございます。

時計について

腕時計の電池は規格さえあえばどれも同じなのでは?

いいえ。近年では日本メーカーの商標を不正利用した模倣品がインターネットやディスカウントストアで販売されています。

ひどいものは中国製の粗悪品でパッケージでは時計電池交換用の酸化銀電池と表示されているにも関わらず、実際にはアルカリボタン電池を使用しているものもあります。

アルカリボタン電池は酸化銀電池に比べ諸性能が酸化銀電池に劣るため腕時計への使用を考慮しておらず容量も半程度しかありません。

また粗悪品は液漏れ、短寿命、破裂の原因になり大事なお時計を故障させてしまうおそれもございます。

参考リンク 日本マクセル様
ボタン型電池無断詰め替え再包装品に関するご注意

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