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なぜ今フルオーダーメイドレンズなのか
累進多焦点レンズが誕生して約30年、当初は設計、生産技術が稚拙だったため「視界が狭い」「揺れ歪みがひどい」「足元が怖い」など多くの欠点を抱えていました。
しかし年月とともにメーカー、技術者の努力により累進多焦点レンズの欠点は次第に改善されていき、特に2000年代初頭にレンズ加工機の進化によりフリーフォーム加工技術が開発されてからはより高度な加工を施すことが可能になり、より揺れや揺れが少なく、用途に応じた様々な特徴を持つレンズが次々と誕生しました。
リンク:累進レンズの設計グレードについて
こうした設計技術向上の一方で、ハイエンド設計の領域では基本設計だけでこれ以上光学性能の向上を図ることが難しくなってきました。
そこでさらなる性能の向上のため、それまでお客様の顔の形状や使い方の癖、選択したフレームによって本来異なっているにもかかわらず「一般的な装用状態」として固定の諸元でレンズ設計に織り込まれていた「そり角」「前傾角」「角膜頂点距離」などをレンズ一枚一枚の設計に反映させるフルオーダーメイドレンズであるインディビジュアルレンズが登場しました。それを実現するために作られたシステムがHOYA LLIです。

HOYA LLIとは

「LLI」とは「LENS LAYOUT INDICATOR」の略でレンズメーカーHOYA公式のiPadを利用した計測システムです。このシステムを導入することで、お客様のお選びいただいたフレームのそり角、装用していただいた状態での前傾角、角膜頂点との距離などの諸元を速やかに正確に測定することが可能になります。
当店はこのLLIシステムの横浜市南区で唯一の導入店舗(2025年2月時点)です。1級眼鏡作製技能士が常駐し、測定データをHOYAインディビジュアルレンズの発注時に反映させることでレンズの性能を最大限に引き出したお客さまだけの「Only Oneレンズ」をお作りします。
HOYA LLIシステムの中核であるiPadは第10世代を採用
HOYA LLIはiPadのカメラで撮影してレンズ作成に必要な諸元を撮影するので測定精度の向上にはiPadのカメラ性能が重要です。
メガネのツチヤでは2024年現在、LLIに使用するiPadには最新の第10世代を採用しています。
第10世代iPadからはカメラが第9世代までの8メガピクセルからiPad ProやiPad Airと同じ12メガピクセルのものへ大きくアップグレードしているため、より精度の高い測定が可能になりました。

『HOYA LLI』計測の流れ


お客様へお手間を取らすのは①の写真撮影のみなので、ご負担も少なくなりました
2024年5月追記 HOYA LLIはさらなる測定精度向上のためHOYA LLI AIへアップデート!
2024年iPad用のHOYA LLIはHOYA LLI AIへアップデートいたしました。
もともとは小型で正確に測定するのが難しいiPhone用LLIのために導入されたAI技術が満を辞してiPad用LLIにも導入されました!
HOYAが蓄積した無数の測定データをHOYA 独自の AI 機能<Deep learning 技術>で分析し、データ測定支援に活用することで
さらなる精度向上を実現いたしました。

HOYA BOOMインディビジュアルレンズシリーズ
HOYA LLIを使って測定した諸元を活用してフルオーダーメイドでお作りするレンズシリーズです
フルオーダーメイドレンズの最上位ライン

フルオーダーメイドレンズのメインストリーム

フルオーダーメイドレンズのエントリーモデル

ニコン・エシロール フェイスプロファイルレンズシリーズ
ニコン・エシロールのフルオーダーレンズにも対応可能です。
ニコンの一眼レフカメラ用レンズをメガネレンズ設計に応用したロハス・Zシリーズでお作りいただけます
(フルオーダーメイドはロハス10・Z以上)

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