なぜ補聴器は必要なのでしょうか?

『Blindness cuts you off from things; deafness cuts you off from people』
(目が見えないことは人と物を分断し、耳の聞こえないことは人と人を分断する)

ヘレン・ケラー

子供のころ病気により聴力、視力を失った教育家・著作家のヘレンケラーが言ったとされる言葉です。

補聴器を使うことの目的は音が聞こえる、言葉が聞こえることであることはもちろんですがもっとも重要なのは自分以外の誰かとコミュニケーションをとることです。

言葉が聞き取れなくなってくると、家族や友人が談笑している時に「何を話しているのか?」「なんで笑っているのか?」が分からずに疎外感を感じたり、「話を何度も聞きなおすことで嫌われるのではないか?」と考えて人と会うことが億劫になり、家に閉じこもりがちになってしまいます。

また家族と同居されている場合、ご家族側も聞こえが悪い方に大声で話す必要があったり、テレビの音が大きすぎたりしてストレスを感じイライラしてしまいます。

私は眼鏡作製技能士としてメガネも扱っているのでわかるのですが、耳が聞こえにくいことは目が見づらいことよりも本人以外の第三者からは伝わりにくく、相談できずに悩んでいる方が多いと思います。

補聴器を人と合うこと、コミュニケーションが楽しくなります。また補聴器の装用で認知症やうつのリスクを減少させる効果も近年報告されています。

公益財団法人テクノエイド協会の『認定補聴器技能者』が常駐しています

メガネのツチヤには公益財団法人テクノエイド協会の『認定補聴器技能者』が常駐しております。当店がある横浜市の南区にも多くの補聴器販売店がありますが資格所有者が在籍する店は2店舗しかありません。

認定補聴器技能者は国家資格ではありませんが、消費生活センターや神奈川県庁が認定補聴器技能者の在籍店での補聴器購入を推奨するなど公的機関や医療機関での認知が進んでいます。

認定補聴器技能者は最低4年の養成課程と試験の合格、そして補聴器専門医の先生の承諾を得なければ資格取得ができません。ですので資格所有者は補聴器販売に必要な知識・経験の有無を見分ける基準になります。補聴器のご相談は認定補聴器技能者のいるお店をお勧めいたします。

神奈川県町ウェブサイト
補聴器の購入をお考えの皆さまへ
「補聴器を購入する際は補聴器相談医や認定補聴器技能者へ相談を」

国民生活センターも認定補聴器技能者在籍店からの補聴器購入をお勧めしています
(国民生活センターウェブサイトより抜粋)

New! 2024年7月18日NHK総合テレビで放送されたトリセツ「難聴かも?聴力低下を放置しない全力対策」でも認定補聴器技能者が取り扱われました

2024年7月18日NHK総合トリセツより

補聴器は購入が「ゴール」ではなく「スタート」気軽に行けるお店での購入をお勧めします

事前のご相談や購入後のアフターケアが大切です

補聴器でもっとも大切なのは購入していただいてからのアフターケアです。

もちろんお渡しまでにコンサルティング・聴力測定を念入りに行い、それを反映したフィッティングをしてお渡しさせていただきますが、それで決して終わりではなく実際に使ってわかった「こうしたい。」というお客様の要望を丁寧にくみあげて、カウンセリングときめ細やかな調整をすることでお客様といっしょに快適な補聴器を創り上げていくことこそが補聴器を快適にお使いいただくうえで重要です。

補聴器の価格は機械そのものの値段だけではありません。

購入前のコンサルティング、購入後のフィッティング、アフターケアなどのサービスも含まれています。

 例えば通販で店舗より安価に補聴器を購入できたとしてもそれを活かすような専門家による調整やレクチャー、メンテナンスが無ければどんな高性能な補聴器も無駄になってしまいます。

先日はオークションサイトのメルカリで購入した補聴器がまったく使えずにお困りになっている方にも遭遇しました。

補聴器メーカーの営業さんから聞いた話では同じようにオークションサイトなどで中古の補聴器を購入したが使い方がわからずにメーカーに問い合わせる人が増えているようです。

繰り返しになりますが現在のデジタル補聴器は専用のフィッティングソフトをインストールしたPCと専用の接続機器で接続し、専門家がお客様ひとりひとりの聴力や生活環境、聞きたい音に合わせたフィッティングを行うことで初めて使えるようになります。

安いからという理由でオークションサイトなどで補聴器の中古品を購入することは最大出力があっていない場合に最悪耳を傷めてしまう可能性すらあり危険です。

必ず知識・経験のある専門家が在籍するお店でしっかりしたメーカーの補聴器をお勧めいたします。

当店は公益財団法人テクノエイド協会が認定する『認定補聴器技能者』も常駐しております。

ぜひ気軽に立ち寄れて、こまめに調整できるお近くの信頼出来る店舗でお求め下さい。

当店の設備

聴力測定器

デンマークAuditdata社のオージオメーター(=聴力測定器)を導入しております。ノートPCと連携して使用できるため既存のオージオメータよりも小型になりお客様のご自宅でも測定可能です。


専用防音室

この度の新店舗への移転に伴い、念願の防音室を導入いたしました。

オージオメーターとの相乗効果で補聴器フィッティングのための聴力測定の精度向上が期待できます。

聞こえのお悩みご相談ください

一つでも心当たりがある方、聞こえについて悩んでいるけど何を聞いていいかわからない方、お気軽にご連絡ください。

  1. テレビの音が大きいと言われる
  2. 聞き間違いが増えてきた
  3. 大勢の中で聞き取りにくいことがある

禁忌8項目について

  1. 耳の手術を受けたことがある
  2. 最近3か月以内に耳漏があった
  3. 最近2か月以内に聴力が低下した
  4. 最近1か月以内に急に耳鳴りが大きくなった
  5. 外耳道に痛みまたは、かゆみがある
  6. 耳あかが多くたまっている
  7. 聴力測定の結果、平均聴力の左右差が25dB以上ある
  8. 聴力測定の結果、500、1000、2000Hzの聴力に20dB以上の気骨動作がある

以上の条件に該当する方はまず疾病の可能性がございますので耳鼻科医の先生の診察をお勧めいたします。

お客様の状態に応じて当店は日本補聴器販売店協会の定める『補聴器販売の禁忌8項目』を順守し、補聴器相談医の先生へのご紹介もさせていただきます。

補聴器購入前のご視聴をお願いしています。

「補聴器を買っても使えるか心配・・。」

初めての補聴器、こうした不安をお持ちになるのも当然です。

当店では購入前には原則最低1~2週間はご視聴いたいて、ご納得いただいてからのご購入をお勧めしております。

認定補聴器技能者がお客様の聴力、生活環境等にあった調整を行ったうえでお貸し出しし、ご自宅やお勤め先、かかりつけのお医者様など実際の使用環境でお使いいただくことで、補聴器の効果を実感していただくことでお客様に安心してお使いいただきたいと考えています。

視聴期間中も1~2週間に一度はご来店いただき、ご自宅などの実際の使用環境でお使いいただいた感想を元に調整いたします。

また以前、補聴器の使用を断念された経験のある方でも 、常に最新の技術が投入され10年前の補聴器と今の補聴器では別物といえるほどの違いがあります。

以前補聴器をしていてその時は「ピーピーうるさくて」「自分の声が響いて」使えなかった方もぜひ当店に各補聴器メーカーの体験機がございますので最新の聞こえをご自身の耳でお確かめください。

お気軽にお問合せ、ご相談ください。

「視聴できると安心ね!」

お気軽にお問い合わせください。045-731-2802営業時間 9:30-19:00 [ 水曜日定休 ]

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補聴器のご相談に来店いただける場合はじっくりご相談させていただくため下記ウェブ予約サイト、電話またはメールにてご予約いただけると幸いです。

主に取り扱っている補聴器ブランド

当店では世界規模で補聴器を販売しているグローバルメーカーの補聴器を販売しております。「聞こえ」のグローバルブランド『フォナック』当店では世界シェア...

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認定補聴器技能者による補聴器リモート調整について

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