デジZEROってどんなレンズ?

「デジZERO(デジゼロ)」は遠近両用や中近両用など累進多焦点レンズを初めてご利用いただく方をメインターゲットにしており、選ばれた一部のメガネ店だけで販売している限定レンズです。

現代では、パソコンやスマートフォン、タブレットを日常的に使用する機会が急増しています。仕事中はもちろん、帰宅後も多くの人がスマートフォンやタブレットを使用しているため、画面を長時間見続けることが一般的です。

このような生活環境の変化により、40歳から50歳の働き盛りの世代では、疲れ目や老眼など、視力に関する悩みが増加しています。

にもかかわらず特に日本では「老眼になっても近くはメガネ外せば見える」近視系が多いということで他の先進国に比べて1枚のレンズで幅広い距離が見える累進多焦点レンズの普及が進んでいない実情があります。

「デジZERO」は疲れ目など「年齢だからしょうがない・・」とデジタル現役世代が諦めてきた悩みを解消するために開発されました。

日本最大のメガネメーカーHOYAが「初めての老眼対策メガネで失敗させない。」ことを目指して満を持して販売した新レンズとなります。

デジZEROのお勧めポイント

ポイント1 レンズの基本設計が優秀

遠近両用メガネなど累進多焦点レンズを使うのを辞めてしまう理由の一つとして特有のユレやユガミがあります。

こうしたユレやユガミが少なく慣れやすいメガネを作るには処方やフィッティングなど多くの要因が関係していますが、レンズ単体で見るとレンズの基礎設計の優秀さが重要です。

デジZEROは原則内面累進ですが表面に非球面を採用した両面シンクロ設計を採用しています。

もちろんHOYA独創のハイエンド設計である両面複合設計ほどではないですが、加入度が低い40台から50代向けのレンズとしてはかなり良い設計を採用しています。

累進レンズ設計グレード比較表
(メガネのツチヤ作製資料 設計の名称等はHOYA準拠 レンズメーカーによって名称は異なります。)


メガネレンズは一般的にグレードが上がるほど設計が新しく同一の条件で比べると「ユレやユガミが少なく」「視野が広い」傾向にあります。

累進レンズ初装者向けの処方は加入度が低いことが多く、レンズにあまりいいグレードの設計は使わないこともあるのですが「デジZERO」は見やすさ慣れやすさを重要視しあえてグレードの高いレンズを使用しているのがポイントです。

ポイント2 設計やカラー、コーティングのオプションが豊富!

デジタル現役世代はライフスタイルが多様化しており、車の運転の有無やご職業、趣味、休日の過ごし方などで何を主に見たいかが同じ年齢や性別でも全く異なっています。

デジタル現役世代のためのレンズであるデジZEROはこうした多様なライフスタイルに対応するため、数多くのレンズタイプやカラー、コーティングに対応しています。

レンズタイプ

運転など遠用重視のフィールドタイプからデスクワーク用のデスクタイプ、20代から30代までのデジタル(=アシスト・ちからく)タイプまで対応しているので多様なライフスタイルのデジタル現役世代でもピッタリのレンズタイプが見つかります。

レンズカラー

おしゃれカラーのアリアーテトレスから眩しさを防ぐキャリアカラー、HEVカットカラーのレイガード435やクリアカット420、近年日本においても認知が広がってきた紫外線で色が変わる調光レンズのセンシティ2、運転にも使える可視光調光センシティダークまで様々なレンズカラーに対応しています。

レンズコーティング

スタンダードタイプの撥水機能付きVPコーティングから、HOYA最強クラスの傷防止、ホコリ防止効果に裏面UV反射防止もついたコーティングであるヴィーナスコートRUVとそのブルーライトカット版ヴィーナスコートラピスRUVまでお選びいただけます。

マスク装用が多い昨今、レンズの曇りが気になる方は曇り止め防止コートKUMORI291をお使いいただけます。(このコーティングは他のコーティングとは併用できません)

またデジZEROだけの特徴として銀イオン成分による抗菌コーティングが標準装備されています。

まとめ 

眼鏡技術者として多くの30歳代から50歳代の働き盛りの方々を見ていますが、デジタル現役世代は本当に見ることに苦労されている方が多いと感じています。

仕事のある日は1日に8時間以上パソコンを見続けている人も全く珍しくない昨今、当店は遠く用のメガネでPCのディスプレイを見続けて消耗している方々に数多くの遠近や中近メガネをご説明し、販売してきました。

ほとんど全ての皆様が「こんなに近くを見るのが楽になるとは思わなかった。」「累進多焦点レンズの存在を知らなかった」とおっしゃいます。

私自身もアラフィフの典型的近視系老眼なので、デジタル現役世代の方々にとって累進多焦点レンズは生活の質を引き上げる必須アイテムだと確信しています。

実は同じようなコンセプトを持つレンズとして近視系アラフィフをターゲットとした「近視50」というレンズがあります。コンセプトとしては素晴らしかったのですがレンズタイプが遠近両用1タイプで加入度数すら1.50固定ということもあり、現代の多様なライフスタイル下では非常にお勧めしづらい面がありました。

その欠点を克服したのがデジZEROです。多様なレンズタイプ、コーティング、カラーを選べますので初めての累進多焦点レンズで失敗させず、その後の「視生活」を充実させるために本気で作られた限定レンズですので、ぜひ初めての累進多焦点メガネにお使いいただけたらと思います。

遠近両用や中近両用などの累進多焦点メガネで失敗しないためには、ライフスタイルや見たいもなどのコンサルティング、そして調節を介入させないためのしっかりと時間を掛けた正確な度数の測定が必要です。当店は自身が遠近・中近メガネユーザーの1級眼鏡作製技能士が対応いたします。お気軽にご相談ください。

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