MetaQuestユーザー必読、これをしらないと損をするかも！クロスバイの仕組みについて

1級眼鏡作製技能士兼VRファンが少しでもVRが普及のためオススメVRコンテンツを勢いだけで紹介する企画の4回目、今回はコンテンツではなくクロスバイという仕組みについてです。

メタクエスト2用度付きレンズキットの販売の中でお客様とVRの楽しみ方についてお話させていただくのですが、クロスバイについてはほぼ全員ご存じないようでした。

そしてウェブ上で調べても公式を含めてクロスバイについての日本語での情報が無いようでしたので、拙いながらもまとめさせていただきます。お役に立てば幸いです。

クロスバイってそもそも何？

クロスバイとは、あるゲームを買うときにクエスト2などのVRゴーグル単体（＝スタンドアローン）で遊べるバージョンとゲーミングPCと接続してプレイできるバージョンどちらかを買えば両方プレイできるという仕組みです。
公式の説明（英語）「OCULUS CROSS-BUY OPENS UP NEW HORIZONS IN GAMING」

まずクロスバイ対応ゲーム「ピストルウィップ」を例をあげて説明します。

クロスバイ対応のゲームを購入した場合の例
①ピストルウィップを公式ストアでQuest版（スタンドアローン版）で買うと・・
当然Quest2単体（スタンドアローン）でプレイできるし、ゲーミングPCに接続してもピストルウィップをプレイすることもできる。

②公式ストアでLink PC VR版（PC接続版）で買うと・・
当然ゲーミングPCに接続してプレイできるし、Quest2単体（スタンドアローン）でもプレイできる。

「えっそんなの当たり前じゃないの？！」とお思いの方もいると思いますが、実はクロスバイ対応のほうが少数派です。

次にクロスバイ対応でないゲーム「ビートセイバー」を例に上げて説明します。

クロスバイ非対応のゲームを購入した場合の例
①ビートセイバーをQuest版（スタンドアローン版）で買うと・・
Quest2単体ではプレイできるが、PC接続版はプレイできない。あらためて同じゲームのRift版を買い直す必要がある。

②Link PC VR版（PC接続版）を買うと・・
PC接続でのプレイはできるが、Quest2単体（スタンドアローン）はプレイできない。プレイするには同じゲームのスタンドアローン版を買い直す必要がある。

さらに問題を複雑にしているのはクロスバイが適用されるのはMeta（旧Oculus）公式ストアで購入した場合のみでSteamなどの外部ストアで購入した場合はクロスバイ対応ゲームであってもクロスバイが適用されずスタンドアローン版を買い直す必要があるということです。

自分もビートセイバーをプレイしますが購入したのがMeta公式ストア経由でのスタンドアローン版なので、PCと接続してプレイすることはできません。

Steamのほうがセールの頻度が多い上、セールの通知がわかりやすく値引きも強いので利用されている方も多いと思うのですが購入する際は公式とSteamどちらで購入するかも考える必要があります。

結局ビートセイバー(Beat Saber)はSteamとMetaどちらで買えばいいの？

ビートセイバーはクロスバイ非対応なので・・

MetaQuest2などでスタンドアローンで手軽に楽しみたい！
→Meta公式でしか購入できません。

ゲーミングPCと接続して、MODなどを入れて楽しみたい！
→SteamでもMetaでもどちらでもOKです。（個人的にはMetaのストアはインターフェイスが使いにくく、値引きも渋いのでSteamの方をおすすめします。）