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1章. 【告白】1級眼鏡作製技能士、ライブ会場で絶望する
店主の日常: 普段は店での作業やPC作業がメイン。また運転もあまりしないので、眼鏡は「中近両用(室内用)」を愛用。実際にPC作業やメガネの加工、接客には最適でコラムにも書かせていただいたのですが、大変気に入っていますが、その一方で年に数回はライブに、いわゆる推し活の際はこのメガネでは少し問題がありました。
事件発生: 待ちに待った推しのライブ当日。今回の座席はさいたまスーパーアリーナ400レベル。いざ開演!……「あれ、ステージ上の推しをもっとはっきり見たい!」「双眼鏡を使えば見えるけどライブの没入感が・・」
絶望の理由: 室内用の「中近」は、数メートル先までは見えても、広い会場のステージの見え方が不満。結局、ステージを写している大画面ディスプレイの方を見ている時間が長くなったり、小型双眼鏡を必死に覗くことが多くなってしまいます。
2章. 【気づき】「仕事用」と「現場用」は全く別物
プロとしての気づき: 仕事や家事では、PCや資料を見る「中間距離」(約50センチ~70センチ)が大事。でも、ライブ会場でPCを開いて仕事することはほぼありません。中近メガネをお使いの方だけでなく、パソコン作業向けに度数を弱めたメガネを使用している方は日常では不満を感じませんが、推し活では見え方に不満を感じやすいのです。

PCを多用する仕事では絶大な利点になる設計ですが、推し活には向いていません。
- 必要なのは「極端な二極化」:
- 遠く(ステージ): 暗くて広いライブ会場でしっかりと推しを捉える。
- 近く(スマホ): 入場時の電子チケットアプリ操作、ライブ直前の公式LINE、終演直後のSNS感想戦。これらがストレスなく操作でき読めること。
3章. 【解決策】自ら仕立てた「推し活特化型・短累進遠近」
実験と結果: 自身の失敗を糧に、眼鏡技術者の知識と経験を活かし、ライブ専用の眼鏡を製作しました。
ポイントは累進帯長(=度数の変化幅)が短い「短累進(たんるいしん)タイプ」の遠近両用レンズを使うこと
- あえて仕事用の中間距離を削ぎ落とし、遠くと近くの切り替えスピードを最大化。さらに普段遣いの遠近両用よりも加入度(近く用度数)を敢えて低く抑えることで遠方側方に視野をキープ。
- 遠くの度数をフルコレクション(完全矯正)でガッツリ入れることができるのでステージが良く見え、かつ視線をほんの数ミリ下げるだけで、パッとスマホにピントが合う。
- 効果: ステージの推しがよく見える。遠方度数を確保したまま、スマホ操作が楽にできる近方視力を実現。

PC作業距離の黄色い部分が通常の遠近両用レンズより短いのがわかります。

4章. 【提案】最高のコンディションで推しを拝む。それが大人の推し活の「作法」です。
―「衰え」を認めることは、もっと楽しむための「戦略」です
正直に申し上げます。40代後半から50代にかけて、私たちの目の「ピント調節力」が低下していくのは、抗えない生物学的な事実です。
「まだ見えるはず」「メガネを増やすのは面倒」と、根性や気合でカバーしようとしていませんか?
しかし、調節力が衰えた状態で無理に一つのメガネで全てをこなそうとすると、目は常にフル稼働を強いられベストの視力を保つことができません。
アラフィフからの推し活に大切なのは、「一つのメガネで何でもしよう」という妥協を捨てること。
ライブでの推しの見え方悩みを持つあなたへ: 「最近、ライブに行っても昔ほどスッキリ見えない」「メガネを上げ下げするのが恥ずかしい」……それは、あなたの情熱が足りないのではなく、眼鏡の度数や設計が「現場」に合っていないだけです。例えば普段中近メガネは使っていなくても、仕事でパソコンが多いので敢えてメガネを弱めに作っている方なども遠近両用を使うことで見え方が改善するかもしれません。
プロ×ファンの視点で: 私自身が推し活を楽しんでいるからこそ、1級眼鏡作製技能士として、あなたの「普段用のメガネとしても使いたい」や「現在のメガネでの見え方」などライフスタイルや好みに合わせて度数を調整し、トライアルレンズを使った実際の見え方を体験いただきつつ、ゆっくりと時間をかけて最適のメガネづくりのお手伝いをいたします。
5章. 【最後に】最高のコンディションで推しを拝む。それが大人の推し活の「作法」。
私もそうですが、仕事をしながら、あれこれ時間やお金のやりくりをして推しに会いに行く方も多いのではないでしょうか?最高のコンディションで推しを拝むことは、自分へのご褒美です。
だからこそ、現場に特化した「短累進タイプの遠近両用メガネ」を検討してみてはいかがでしょうか?
「最高の現場を、最高の視界で。」
推しの形は人それぞれ。お気軽にご相談いただければ幸いです。

当店は「予約優先制」を採用しております。
個人店かつ、メガネのお一人様にカウンセリングも含めて1時間ほどお時間をいただいておりますので、
予約の方とご来店が重複した場合、長時間お待たせする場合がございます。
特に遠方よりお越しのお客様はご予約をお願い致します。
